ぐんま思春期研究会第36年次総会、ぐんま思春期研究会36年次研修会 「子どもの虐待とは?~医療の現場で感じた大人の果たす責任とは~」でした。 講師は前橋日赤の小児科副部長の溝口史剛先生。 溝口先生が医療現場で鑑定してきた症例からの先生の経験が聞ける非常に貴重な研修でした。 自分も医療職者として、先生の話を聞いて、先生が患者や虐待をする親に対してどう思うかどんな感情を抱くか、参考にしたい先生のプロフェッショナリズムを教えていただきました。 「虐待を受けた子供を親から離すことで虐待は解決しない、愛で虐待は解決しない。ファンタジーを捨てて客観視できなければ我々はいけない」 この言葉が実に今響いています。 先日twitterで何気なくツイートしたものが7000リツイートされてしまって困惑していて(https://twitter.com/tkstarys/status/997151172015276032)、そのツイートに対して、いい意見悪い意見ありますが、 「メッセージやスローガンを掲げることで問題が解決する」と思っている人が多くいるように感じているところだったので、この言葉が強く胸に響いています。 子どもは大人になるまでにおよそ2000人の大人とすれ違う、その中で大きな影響を及ぼしうる立場でかかわるのは150人、学校の先生などなど…。 自分自身もその150人に含まれるかどうかはわからないけれど、性教育の講演で子供たちにかかわっている、いい影響になるように今後も活動を続けていきたいと思える研修でした。